最近本屋へ寄ってみたら、たまたまこういう本を発見しました。「灣生回家(湾生帰郷)」という本です。
日本統治時代に台湾で生まれ育った日本人・湾生たちを描く物語です。戦後日本に帰国しても台湾を「故郷」として見ていた彼たちが、どんな思いを抱えて台湾を立ち去ったのか、そこにどんなものを残したのか、また何を探すために戻ってきたのか、湾生祖母持ち且つ日台ハーフの著者田中実加さんが12年間をかけてそれを見守って記録しました。
涙なしでは見られない話が数々あります。まさしく帯に書かれたキャッチーコピーのように、「想いだけが、あの海を越えることを許された」。切なくも暖かい気持ちでいっぱいです。
同名のドキュメンタリーは来年3月上映される予定です。書籍の日本語版、またドキュメンタリーの日本公開についての話も進んでいるらしいですので、機会がありましたら是非。
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